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すっかり春になったなあと私たちはあたり前のように思っていますが、それは四季の区別が前提にあるからです。

ハル、ナツ、アキ、フユと季節を四つに分けて認識する方法が発明される前は、人間は、季節を十個に分けて認識していました。ハル、ナツ、アキ、フユの他に、イホ、ツヌ、ヘシ、ポポ、イポポ、などがその頃はあったといいます。

それより前の時代には、さらにたくさんの季節がありました。二十個だった時もあったし、四十個だった時もありました。その頃は、上に挙げた季節のほかに、ミソ、シル、イカ、イヌ、ジェル、ジェロ、ゲボなど、様々な季節があったそうです。

しかし、それよりさらにずっとずっと昔は、時間を区切って個々別々に認識するという発想すらなかったので、季節はひとつでした。人間はそのたったひとつの季節を、カミと呼んでいました。

そしてさらにさらに昔になると、”区切る”という概念すらまだなかったので、季節に区別がないどころか、自分と他人との区別もなかったし、犬と自分との区別もなかったし、木も花も虫も空も全部がひとつで、全部が自分でした。
だからこそ人は、全てをいたわることができたし、全てに感謝することができたのです。
そして、その全てであり、たったひとつのそれを、人は”Love”と呼んだのでした。

そのように考えていくと、愛を取り戻す為にまず僕たちがしなければならないことは、犬との完全なる一体感を得ることなのかもしれません。
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